【北海道・十勝】忠類の温泉、十勝ナウマン温泉ホテルアルコに泊まってみた
北海道は広い。本当にびっくりするほど広い。
道外から来た人が一回の旅行で「札幌から富良野に行って、知床にも行って、あ、函館にも行きたいな〜」と言って道民に怒られる、という嘘なのか本当なのかわからない話を聞いたことがあるが、少しでも北海道を知っている人は、それが到底不可能なことであることは想像に難くないだろう。
今回、私は各空港からアクセスがあまりよくない日高にある、アポイ岳に行きたかった。登山口の最寄り空港は帯広空港のようだが、帯広市内に宿泊すると車で2時間半以上かかる。そこで少しでも前日に登山口に近づいておこう、と宿泊した宿が、今回紹介する「十勝ナウマン温泉 ホテルアルコ」だ。
最初外観を見たときはどうなることかと思ったが、思った以上によかったので、その様子を紹介する。
十勝ナウマン温泉 ホテルアルコ
電話番号:0155-88-3111
チェックイン / アウト:15:00 / 10:00
帯広空港から車で30分ほどの忠類にある温泉を備えたホテル。忠類はナウマン象の化石が発掘された土地らしく、それが「十勝ナウマン温泉」の名前の由来のようだ。
いざ、ホテルへ!
昭和の匂いがするネオンがお出迎え!?
北海道には道の駅に併設されているタイプのホテルがわりとあるが、ここもその一つ。道の駅「忠類」に併設されている。
道の駅を目指して行くと。
令和の今、あまり見ることのないネオンの看板が出迎えてくれた。これは大変なところに来てしまったのでは……? と一抹の不安を覚えつつ、チェックインに向かう。
石造りの外観。ふつうにおしゃれかも?
中もどことなくおしゃれ。建物はまったく古さを感じさせない。
部屋〜ゆっくり休める広々和室
今回は2階の和室に宿泊した。部屋は十分広く、またきちんと清掃されていて古さを感じることもなく、快適だった。
また、ホテルの建物の近くにはテントもあり、グランピングもできるようだった。ホテルの売店にバーベキューグッズも売っていたので、バーベキューをしながらグランピングも楽しいかもしれない。
温泉〜アルカリ性の美肌の湯
その名の通り、温泉も併設されている。
この温泉がまた素晴らしく、十分な広さの内湯と露天風呂もあった。露天風呂は展望は望めないが、開放感のある作りだった。
温泉はアルカリ性が強い泉質らしく、肌がとてもつるつるになった。人があまり多くないのもポイントが高い。
サウナにも力を入れているようで、サウナ好きにも嬉しい大浴場だろう。
日帰り温泉もやっているようで、地元の方にも愛されているようだ。80歳を超えて現役で森林組合で山仕事をしているという地元の女性にも出会った。元気の秘訣はこの温泉なのかもしれない。
夕食〜ホテル近くのビストロブラウン
ホテル内にも食事処があったが、近くにもよさそうな店があったので、今回は近くのレストランで食事をした。
訪れたのはビストロブラウン。もともとホテルアルコの料理長をしていたシェフが開業した洋食屋さんだ。地元の食材を多く使っているほか、神戸牛などのこだわりのブランド肉も取り扱っている。
十勝牛のサーロインステーキ定食をチョイス。ご飯は少なめにしてもらっている。
お肉が柔らかくとろけるのはもちろん、副菜の小鉢もぜんぶおいしい! おやつを相当食べてしまっていてかなりお腹いっぱいだったが、それでもぺろりと食べられるおいしさだった。
連れはハンバーグを頼んでいたが、そちらもおいしかった。
おわりに
今回ホテルアルコに泊まるまで忠類という場所があることすら知らなかったが、近くにおいしいお店もあり、いい温泉も併設されているホテルであった。
最初外観を見たときは不安を感じどうなることかと思ったが、想像以上に快適に過ごせて満足だった。
帯広空港から日高方面に行く足がかりにもなるので、近くに行くことがあればぜひ行ってみてほしい。