【山梨】1泊2日北岳、間ノ岳縦走の拠点! 北岳山荘に泊まってみた!
2023年9月下旬、広河原登山口から入山し1泊2日で北岳と間ノ岳を縦走した。
その際に宿泊したのが、北岳山荘。
北岳と間ノ岳の間に位置するので、この二山を縦走するのにぴったりの拠点だ。
今回は、北岳山荘での宿泊の様子を紹介する。
北岳山荘
住所 | 山梨県南アルプス市芦安芦倉 野呂川入西方1684 |
電話番号 | 090-4529-4947 |
チェックイン | 10:00~15:00 |
消灯 | 20:00 |
広河原登山口から間ノ岳までの登山道には、登山口にある広河原山荘、登山口から2時間ほどのところにある白根御池小屋、北岳山頂まで約50分のところにある北岳 肩の小屋、北岳山頂を過ぎて1時間ほど先のところにある北岳山荘の4つがある。
どこに泊まるのがいいかは完全に行程次第になってしまうが、間ノ岳まで縦走して戻ってくる場合には、やはり北岳山荘が便利だろう。
予約方法
北岳山荘は山梨県が運営している山小屋で、予約は南アルプス山岳観光システムからできる。インターネット上で山小屋の空き状況もすぐわかり、予約まで完結できるのでとても便利だ。ちなみにこのサイトでは、広河原山荘や白根御池小屋などの他の山小屋、スマートタクシーも予約できる。
2023年の料金は1泊9,000円、夕食2,000円、朝食1,300円、お弁当1,100円で、30日前〜4日前の事前決済が必要だった。山小屋に現金をそれほど持っていかなくていいのはとても嬉しい。
また、インナーシーツの持参が必須とアナウンスされている。
北岳山荘に1泊!
いざ、北岳山荘へ
登山口から左俣ルートで約6時間、写真中央に見えるのが北岳山荘だ。さすがのスケール。
近づくとこんな感じ。北岳山荘にはテント場もあり、テント泊をしている人も多かった。
入り口から中に入る。外には引用可能な水場もあった。
受付
受付でチェックインをする。予約時にQRコードが発行されていたが、私たちが行った時は名前だけでチェックインできた。
チェックイン時に、夕食と朝食の時間がかかれた札と、翌日のお弁当の引換券をもらった。
ロビー
北岳山荘は2階建てで、1階のロビー部分には下駄箱や更衣室がある。
受付ではオリジナルグッズや飲食物も売っており、
自販機と団欒スペースもある。写真右に見える水道の水も飲用可能だ。北岳は水場が多いので、道中に調達することが容易なのも嬉しい。
1階にはトイレと自炊室もあった。トイレは水洗で匂いもなく、とってもきれい。
山小屋らしく、本もたくさん置いてあった。
客室
客室は1階と2階にあり、私たちは2階の部屋に案内された。
ひとりひとり寝る場所がパーテーションで区切られており、また掛け布団もしっかり用意されていて、かなり快適だ。
私たちは女性だけで行ったのだが、同室となったのは全員女性だった。そうした配慮もとてもありがたい。
夕食
待ちに待った夕食の時間! 私たちは到着が遅かったので、2回目だった。ごはんとお味噌汁はおかわりできる。
味もおいしく、量も多くてとてもお腹いっぱいになった。
夕食が終わったタイミングで、お弁当の受け取りもできた。お弁当は梱包がしっかりしており、カバンの中に適当に入れても偏らないようになっていた。こちらもおいしかった。
北岳山荘の夜
夕食を食べたあとは、部屋から外を眺めたり、おやつを食べながら話したりしながら過ごした。9月ではあったが外はとても寒い。それでも山小屋内は暖かく、快適だった。
消灯は20時。疲れもあって、すぐに眠りについた。ただ、標高が高いこともあってか、普段よりも心拍数が高くてなんとなく寝苦しく、何度か起きてしまった。
朝食
山小屋では早朝から同室の人ががさがさ動き始める。眠りが浅かったのもあり、同室の人の気配で自然に起きて準備を始めた。
朝ごはんも2回目の5時15分から。こちらもごはんとお味噌汁はおかわり自由だった。2日目にがっつり歩く予定をしていたので、しっかりエネルギー補給をした。
この日は雲が多かったこともあり、ブロッケン現象を見ることができた。
おわりに
北岳山荘は標高2,900mという高所にある山小屋ながら、とても綺麗で快適に過ごすことができる場所であった。場所も場所なので、正直まったく期待しておらず寝られればいい、くらいの気持ちであったが、いい意味で期待外れの快適ステイができた。
北岳登山の際は、ぜひ宿泊してみてほしい。