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【茨城】春の筑波山(白雲橋コース〜御幸ヶ原コース)

2023年4月中旬、筑波山に行ってきた。

筑波山は標高877mながら、日本百名山の一つ。手軽に登れる百名山であり、また都心からのアクセスもいいことから、多くの登山客が訪れる。ケーブルカーやロープウェイもあるため、普段登山をしない人でもわりと気軽に登ることができることも特徴だ。

今回は、登山靴を新調したので足慣らしも兼ねて、4月の土曜日に白雲橋コース〜御幸ヶ原コースで登った。

コースのおすすめポイント

■ 初心者でも気軽に百名山にチャレンジできる

■ 白雲橋コースは奇岩がたくさんあり、道中も楽しい

■ 公共交通機関でのアクセスも可能

今回のコース概要

地図

筑波山のコースについては、筑波山ケーブルカー&ロープウェイのホームページを参考にした。

www.mt-tsukuba.com

コースタイム

合計:3時間35分 / 休憩:25分

アクセス•メンバー

アクセス

今回はで行った。

登山口周辺には、市営、民営含め多くの駐車場がある。

もっとも登山口に近い市営駐車場、第三駐車場に停めようと思っていたが、到着した10時時点で満車だったため、第四駐車場に停めた。

その時間でもより登山口に近い民営駐車場は空きがあったようなので、そちらにチャレンジしてみてもよかったかも。

メンバー

2人

日本一標高の低い百名山

冒頭にも書いた通り、筑波山百名山の一つである。

百名山とは、登山家で文筆家の深田久弥が自らの足で登って選んだ日本を代表する100座の山のことだ。新潮社から出ている書籍日本百名山にまとまっている。

百名山の選定基準として、「大よそ千五百米以上」としているそうだが、標高わずか877mの筑波山は例外的に選ばれている。その理由が、百名山選定基準の一つである「山の歴史」が古いことらしい。筑波山は古くは奈良時代以前から多くの人に登られ、富士山と並んで関東の人々に親しまれたという。

そんな筑波山は、手軽に登れ、また都心からのアクセスもいいことから、関東住みの多くの登山愛好家が登山を始めた頃に登っているらしい。

が、実は私は機会に恵まれず、今回が初めての筑波山登山となった。筑波山登りやすい山ながらも、意外と登りごたえがあり、また道中に変化があって飽きない山であった。

春の筑波山(白雲橋コース〜御幸ヶ原コース)

駐車場〜登山口

第四駐車場に駐車し、いざ出発!

第四駐車場の目の前に、筑波山観光案内所があった。筑波山の地図も置いてあり、トイレもかなり綺麗だった。

筑波山神社の鳥居をくぐり、筑波山神社を目指す。

まずは筑波山神社に参拝。登山道へは、筑波山神社からも行けた。

白雲橋コースの登山道入り口に到着! ちょうどツツジが咲いていて綺麗。ここから、女体山に向かう。

白雲橋コースで女体山へ

コースの最初はこんな感じの階段が続く。個人的には階段よりも、普通の登山道の方が登りやすい……。

迎場コースとの分岐に到着! 女体山へはまだまだ。

この辺から登山道っぽくなってくる。ケーブルカーを使えばスニーカーでも行けるけれど、下から登ろうとするとスニーカーでは少しきついかも(スニーカーで登っている方もいたが……)。

道中に金運・出世のパワースポットを発見。

こんな感じのわりと急な道もあった。なめてかかると意外としんどいかも?

ここから奇岩がたくさんあるエリアに入る。写真映えしそうな岩もたくさんあって、飽きずに登れた。こうした謂れのある岩も古くから親しまれてきた山ならではなのか。

女体山山頂に到着!

奇岩のエリアを抜け、女体山山頂に到着!

山頂にはイザナミノミコトを祀った神社があった。

山頂からの景色はこんな感じ。標高は低いが、周りに山がないため、景色が綺麗に見えた。なるほど、確かにこれだけ周りに高いものがなければ、富士山と並ぶ高い山に見えるはずだ。

ちなみに山頂はものすごく混雑していて、ちょっとげんなり。天気のいい土曜日だから仕方がない……。

女体山〜男体山

女体山の次は、男体山へ向かう。途中にまた奇岩が。こちらのがま岩は、石を投げて岩の上に乗ると心願成就すると言われているらしく、チャレンジしている人が多くいた。

道中には休憩できるスポットもあった。ここでご飯を食べてもいいかも。

ツツジも綺麗に咲いていた。

ケーブルカーの筑波山頂駅に到着! ご飯屋さんがたくさんある。ケーブルカーを使うとここから手軽に登山が楽しめるようだ。

アウトドアクッキング体験なるものもやっていた。道具がなくても手軽に外ごはんが楽しめそう。

私は、ケーブルカー駅横のお店でソフトクリームとお団子、肉巻きおにぎりを食べた。山頂に食事できるところがあると、荷物が少なく済むのが嬉しいところ。

男体山まではもう一息。10分ほど登る。この辺はケーブルカーからも来やすいからか、さらに人が多かった。

男体山から御幸ヶ原コースで下山

男体山山頂に到着!

こちらにはイザナギノミコトが祀られていた。

山頂からの景色。こちらも女体山同様、視界を遮るものがなく、気持ちのいい景色だった。

もと来た道を戻り、ケーブルカー駅の脇から御幸ヶ原コースに入る。男体山山頂〜ケーブルカー駅までは、かなりの混雑で渋滞……。

御幸ヶ原コースはこんな道が続く。落ち葉が多く、滑りやすくて少し怖かった

新しい東屋があった。おしゃれ。

御幸ヶ原コースはケーブルカーの脇の道になっている。時々ケーブルカーの音が聞こえた。

筑波山神社に到着! 登山終了、お疲れさまでした!

下山後の温泉

下山後は、筑波山神社のほど近くにある筑波温泉つくばの湯へ。

♨筑波温泉つくばの湯概要

【営業時間】10時〜21時(土日祝前) / 10時〜19時(平日)

【大人料金】1,300円(土日祝) / 1,100円(平日)

 ※タオルを持参したら100円引きになった。

【施設】内風呂、露天風呂、サウナ

【アメニティ】シャンプー、コンディショナー、ボディソープ(すべてPOLA

 クレンジング、洗顔、化粧水、乳液(すべてPOLA

 ドライヤー(パナソニック、サロニア)

2023年2月にリニューアルされたばかりらしく、中はとっても綺麗でおしゃれ。食事どころもあった。

私が行ったときはそこまで人も多くなく、快適だった。筑波山神社近くのホテルも日帰り温泉を提供しているようなので、分散していたのかもしれない。

tsukubanoyu.com

おわりに

筑波山道も整備されており、短時間で登れる山ながら、登りごたえのある道もあり、飽きずに登れる楽しい山だった。

秋は紅葉も美しいそうなので行きたいが、ものすごい数の人が来るそう……。低山なので夏場は暑いだろうし、初夏に登るのが一番快適かもしれない。

おろしたての登山靴の足慣らしにもぴったりなので、ぜひ行ってみてほしい。